昨年自分史講座を受講された方から、出来上がった自分史作品『ある技術屋の思い出』を送っていただきました。
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この作品は、技術者として会社一筋、仕事一筋に生きてきたお父様が、人生をふり返ってメールやFAXで送ってきた原稿を、受講生の方が一冊の本にまとめた作品です。
その時々の仕事の苦労話や、楽しかったこと、そして達成感。
「自分はこれをやってきた、こうして生きてきた。」という力強さを感じる作品でした。

そして、最後に人生をふり返り、次のように述べています。

在職中は一心不乱にただただ会社の為と思い、今思うことは家族を犠牲にしてきたのみと後悔している次第である。
<附記より引用>

真面目に一生懸命、生き、家族を養い、そんなおやじの背中を見て育つ。
そんなことを思う作品でした。

そして、驚くべきは、この製本を受講生の方がすべて自分でされたということです。編集、紙選び、印刷、糊付け、裁断、すべての工程を自分でされています。言われなければ気づかないほどの出来栄えです。

先日の自分史フェスティバルの際に、岡山自分史の会の製本のプロのメンバーに作品を見ていただきましたが、みんな「個人でここまで製本できるのはすごい。」と大変驚いていました。そして、製本についてアドバイスをいただくこともできました。

このことを、受講生の方にお伝えしたところ、大変喜んでいただき、次の自分の自分史づくりにに生かすことができるとおっしゃっていました。
また、お父様の終焉の地岡山に作品を持って行ったことを、ことのほか喜んでくださいました。

一技術者の思いを残す。
父と子の、家族のきずなを再認識する。

「自分史」っていいなと思います。

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