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先日、「Kazumasa Oda Tour2016 君住む街へ」 さぬき市野外音楽広場テアトロンへ行ってきました。
お天気も、ロケーションも最高。
瀬戸内海をバックに、小田さんの歌声をたっぷり楽しんだ素敵な時間でした。

小田さんのツアーは今回で3回目ですが、「うれしい”違和感”!?」のようなものを感じました。
前半の1時間くらい、たっぷり、これでもか、これでもかとオフコース時代の曲を聞かせてくれました。

今まで、「もう少しオフコースの頃の曲が聞きたかったな・・・」という思いで、会場を後にしていたのですが、
今回は違いました。

なぜ?

その答えは、コンサートの時に渡されたチラシ(スペシャル・インタビュー)の中にありました。

いつもは、オリジナルアルバムリリース、そしてツアーですが、
今回はベストアルバムリリース、そしてツアー。

そのベストアルバムのタイトルが『あの日 あの時』。
なんとも自分史的な言葉の響き。
アルバムは3枚組で、Disc1がオフコース時代、Disk2がソロになってから、Disk3が最近の代表曲。
「キャリア46年の軌跡を辿った初の”ベストアルバム”」とあります。
小田さんの音楽の歴史がつまっています。

*以下【】内はチラシ(スペシャル・インタビュー)からの引用

小田さんによると、今回のベストアルバムは、
【今回(のアルバム)はほぼ発表順に並んでる。だから否応なしに、自分が音楽を生業に何十年も歩んできたストーリーというか、「おまえ、こうやっていきてきたんだな」ってものを具現化した形でもあるんだろうな。】
まさしく、音楽で表現した自分史。

そして小田さんにとって、セルフ・カバーとは、
【“LOOKING BACK”(セルフ・カバーのことを小田はこう称する)】
LOOKING BACK ふり返る、回顧する、思い返せば、過去を振り返ってみると、今考えると

自分史をつくる時に、
「聞き手」として、音楽にまつわる思い出を、回想して、自分史をふり返るように、
音楽の「作り手」にも、思いがあるのだと、当たり前のようなことに気づきました。

あの場にいたお客さんは、あのガラケー率の高さ(撮影許可の時間に皆が一斉に取り出したので)から、私と同じか、少し上の年代。
みんなそれぞれの、ほとんど、全くお互いにリンクすることのない自分史をLOOKING BACKしながら聞いていたと思います。

小田さんは、歌っている間はLOOKING BACKというよりは、とにかく会場を歩き回ってくれるので、Watch your stepという感じでしたが・・・

自分が生きてきたストーリーというような流れからすると、タイトルも「マジなものだろう」って。あと、みんなに分かりやすいものにしたかったし、それで『あの日 あの時』にしたんだよ。】
自分が生きてきたありのままのストーリーを聞かせてくれたコンサートでした。

そして、
【今回、「ああ、自分はこういう感覚のものが好きだったんだ」っていうのもあらためてよく分かったよ】
【この言葉(君住む街へ)を銘打ってツアーに出て行くわけだから、それを前向きな気持ちの表れ、とみんなが受けとめてくれたら嬉しく思うんだけどね。】

このインタビューを読んでいると、このアルバムは小田さんの自分史作品ではないかと思います。
コンサートで感じた「うれしい”違和感”」は小田さんのLOOKIG BACKのおかげです。

小田さんは、曲を通して「あの日 あの時」をLOOKING BACKして、
いろいろなことに気づき、自分を、曲を再発見し、再構築して、
前向きな気持ちになって、ツアーに出てきてくれたのだと、インタビュー記事を読んで感じました。

ふり返り、気づき、自己発見、そして生きる力となる。
まさしく「自分史」の目指すところでしょうか。

自分史的展開でいくと、生きる力を得、きっと次は、新たな自分=素敵なオリジナルアルバムを作って、ツアーに来てくれるはず。
楽しみです♪